2015年12月25日金曜日

久しぶりに刀装具の話でも・・・今回はコピー品(偽物)について。

刀装具を購入する段階になって、一番の心配は真贋であると思います。

精巧に出来た偽物ほど、たちの悪いものはないです。


私も、勿論引っかかったことあります。

五年位前だったかなぁ?


その品物は、現在でもネットに販売されている時があります。

源長常の鍔

過去のオークションより引用(私の購入した物と同型です)



何故引っかかってしまったのか?

単純に私の経験不足と、画像のみで購入してしまったからだと思います。
(画像のみでも、ある程度は現在では判断できますが・・・当時は無理でした。)



実際に商品が手元に届いても、判らなかったですね・・・

今考えても作りが精巧でした。

偽物だと(現代の量産品)気が付いたのがネットをみていて、全く同一の物が売られているのを見た時でした・・・


多少細部が変わっていれば、同一作者の作品で済むのですが、そうではありませんでした。

責金の位置や、地金の景観、寸分違わず一緒でした。



恐らく、型があるのだと思います。

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勿論、現代品として販売していれば問題ないのですが、そうでない場合は大いに問題ありだと思います。

今見れば構図も可笑しい事にも気が付いたと思いますが、当時は勉強不足で全く判らなかったです。

今思えば、「良い経験になった」と笑って話せる話なんですが・・・

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