2014年11月29日土曜日

小田原城に行きました(半年位前に・・・)言いたい事を書いてやる!

実は半年位前に小田原城に行ったのだが、その時に非常に落胆したので一つ書きたいと思う。

城内に入ると、甲冑や、日本刀が展示してあるのだが、刀を見た時仰天してしまった。


●ほぼ全ての刀に、油が下に滴り落ちる位に刀身に油が塗ってあった・・・
 
 
●多数の刀が真っ黒である・・・(ナイフとかである何々ブラックコーティングみたいな状態である)



何じゃこれは・・・


無論内部は撮影禁止だったと思うので、その様子は撮影していなかったが、非常にがっくりしてしまった。

花見がてらではあったが、刀剣や甲冑なんかの見物も楽しみであったのだ。



特に、刀が真っ黒なのは驚いてしまった、この様な状態の刀を拝見したのは始めてであった。

錆?なのかな?

でも錆とはまた違い、表面は荒れていないのです。

知っている方がおられれば是非教えて頂きたいです。




勿論、良い状態の刀剣もあったし、拵えや甲冑は素晴らしかった。

しかし油が滴っていたり、真っ黒な状態のままは如何な物かなと思ってしまった。



研ぎに出さんのかなと思ったが、それも一概に言えないなと思ってしまった。



私が今所有している脇差があるが、刃毀れが数箇所あるのだが、後世に残すということを考えてしまうと、研ぎに出すのも如何かな?と思ってしまう。

刃毀れの修正もなので、おそらく、研ぎに出すとだいぶ痩せてしまう事だろう。


自分の中で折合いがつくまで、暫く現状のままだと思う。



小田原城の刀剣も識者が居て、その様な思いがあり現状のままだと思いたい。






かんざしについての話です。

最近かんざしに熱を入れているので御座います。

と言っても、私は男なので、無論着用はしないのだが・・・

ある時、良いかんざしを見せて頂く機会があったので拝見したが、その凝縮された美にコロリとやられてしまった。



日本的な美意識が極小の世界に表現されていて実に良い・・・



そして悔しい事だが、女性の方々に嫉妬してしまったのだ。

この様な美を纏って御出掛け出来る女性の方々はなんと幸せ者なのだろうと・・・



私自身、刀装具の収集家ではあるが、小道具を持ち出すと言う機会が無いのである。

小道具を買い、家に持って帰ってしまえば、家の中でひたすら愛でるのみ・・・

やはり妻には理解されない。



話は変わるが現代の簪職人にもヤバイ方がいらっしゃるのだ。

簪作家 榮 -sakae さんです。

多数の写真を拝見することが出来るが、超絶技巧とはまさにこの事であろう・・・

是非実物を見てみたいものである。


鼈甲や、蒔絵、螺鈿をバンバン使った伝統的な簪も良いのだが、榮さんの簪は現代的な感じであり、簪に新風を巻き起こした方だと言っても過言ではないだろう・・・








2014年11月7日金曜日

小柄小刀は手裏剣になりうるか??

先日骨董市に行った時に、ふとした拍子に「小柄小刀は手裏剣として使っていたんですよ」と言って来た御年配の方がいた・・・

個人的に骨董市では、「おはよう御座います」位しか信じられないと思っているようなへそ曲りな人間なので、その話も受け流していたのだが、帰宅してから凄く気になってしまった。


小柄小刀も所有していた時期があるのでわかるのだが、重量自体はかなり軽い。

対してスローイングナイフも持った事も、投げた事もあるが、大方のスローイングナイフは小柄小刀に比べると結構重い。

無論、小柄小刀は投擲した事がないので、私はそれまで小柄小刀をスローイングしても刺さるわけないよと思っていた。

なぜならスローイングナイフの重心は前にあるのに対して、小柄小刀はどちらかと言うと後ろに重心があるからだ。


調べてみた結果から言うと小柄小刀は手裏剣としても使う事が出来る、で間違いないみたいだ・・・


と言うか小柄小刀は手裏剣ではないが、技術を持つ人間が投げると手裏剣としても使えると言う感じみたい。


まぁ、そりゃそうだろうな。

考えてみたら、竹串でもぶっさす人が居る位みたいだし・・・


結果としては、俺も間違っていたし、年配のおっさんも間違ってたみたいだ。

柔軟な考え方をしないといけないなと思った出来事だった。


しかしさらに疑問なのが、当時は刀を投げるのは厳禁であろうが、小柄小刀を投げて相手に深手
、もしくは殺害した場合は評価されたのであろうか?

卑怯とか言われるのか、其れとも素晴らしい技術だと褒められるのか・・・

謎である。